( Projects )

日比谷花壇 母の日・父の日プロモーション

日比谷花壇 「母の日・父の日」ステートメント・キービジュアル・プロモーション統合設計

Client
株式会社日比谷花壇
Role
VI, Promotion
Date

再現性が、“浸透”を生む。オンラインとオフラインをつなぐデザイン。

Issue

「花を贈る体験」を若い世代に広げる

150年以上の歴史を持つ日比谷花壇は、日本を代表するフラワーブランドとして確かな地位を築いてきました。一方で、若い世代への認知拡大という課題も抱えていました。今回の母の日・父の日プロモーションでは、若年層を中心により多くの人に「花を贈る体験」を届けるため、それまでの店頭やSNSとの繋がりが見えにくかった施策を見直し、オンライン(EC・SNS)とオフライン(店舗)を有機的に結びつけた一貫した顧客体験の設計が求められました。

Solution

「花を買う場所」から「時節をアナウンスする場所」へ

日比谷花壇のブランドエクスペリエンスを再定義し、店頭の認識を「花を購買する場所」から「時節を街にアナウンスし、オンラインへの誘導を促す場所」へと変化させることを提案。オンライン・オフライン双方に使用できるデザインを検討し、オンラインストアやインスタグラム等のオンラインから店舗をつなぐ役割を果たすビジュアルを目指しました。

感謝のつながりを表すチェックパターン

「シンプルかつボールド」で「誰でも再現できるロゴ」を目標に、「母」「父」の漢字をもとに展開したリソグラフのチェック柄を採用。母の日・父の日が「私→母」「私→父」という一方向の動きだけでなく、さらにその先に広がりやつながりを持つ様子を表現しています。「感謝の気持ちはつながっていくから」というキーステートメントを設定し、両イベントを一つの世界観で結びました。シンプルで再現性の高いデザインとしたことで、実際の店舗ではポスターやパッケージに使われたほか、スタッフが黒板に描いたり、Tシャツやネイルに取り入れたりと自発的に広がっていきました。日比谷花壇の社員や店舗スタッフが自分のものとして説明し広げていける、簡単で親しみやすいデザインが実現しています。