Branding Design, Logo, Pkg Design, Promotion
ブランドコンセプトからネーミング・ロゴ・パッケージを一新。
発表から発売の2日間だけで、ファミマ史上最高の露出を獲得
王者セブンイレブンから離れた2位をファミリーマートとローソンで争うという構図が長らく続くコンビニ業界。プライベートブランドにおいても「セブンプレミアム」が頭ひとつ抜けた存在となっていました。一方で、ファミリーマートのプライベートブランドは、菓子や日用品などの「ファミリーマートコレクション」、惣菜や冷凍食品などの「お母さん食堂」という2つのラインに分かれており、コミュニケーションが分散するため効率が悪い、「お母さん食堂」はファミリーマートとの結びつきが希薄であるなど、いくつかの課題を抱えていました。
2021年9月に創立40周年を迎えたファミリーマートは、「40のいいこと！？」というフレームで様々なチャレンジを実施。その中の最大のプロジェクトとして両ブランドを統一し、新プライベートブランドを立ち上げることになりました。
今回のリニューアルは、使いやすさや体験をよりよく、さらに“ファミリーマートらしさ“をより伝わりやすくする「ファミリーマートのUX改善」であるという考え方で進めました。スマホのアプリも、使い勝手の悪いものは、すぐにアンインストールされてしまうように、使いやすい・使いにくいということに今とても敏感になっています。
そういった店頭でのストレスを解消し、「使い勝手がいい」「選びやすい」＝「ファミリーマートはお客さんに優しいブランドである」というイメージを持ってもらうことをゴールにデザインをしました。
パッケージデザインのコンセプトは「F-Universal」（FamilyMartの考える “楽しい“ユニバーサルデザイン）。 すべてのパッケージで商品写真を丸くして、店頭に行ったときに、丸い形がぽん、ぽん、ぽん、と並ぶことで、にぎやかで楽しい店舗体験を目指しました。どこから見てもファミリーマートの商品だとわかるように、青・緑・白で構成。周りにある白い座布団には、アプリやアイコンのUIによく使われ、現代人に馴染み深いスーパー楕円と呼ばれる形を採用しました。
老若男女、誰でも知っていて笑顔になるマークと愛称を用いることでPBとしての素早い認知を獲得。また、FamilyMart社内が大事にしている「親しみやすさ」「楽しさ」ともマッチするデザインであり、広く浸透している。
